痛みに苦しむ入居者さまに父を重ねる

今年の梅雨は気温が上がらず

嫌な日々だ。

 

このところ私は今までのブログを

自分のために本にしてもらおうと

その作業にとりかかっている。

少しでもページ数をへらすために

改行をなくすための編集する過程で、

あらためて自分の記事を読み返す。

2012年ブログをはじめたころ、

記事は父の介護への不安と不満でいっぱいだった。

でも今はこのころに戻れたらいいのに、

とさえ思ってしまう。

 

 

きょうの介護職としての仕事は

入居者様の入浴のお世話。

とはいっても

この気候で体調を崩されている方も多く、

清拭に変更のかたばかり。

 

なかでもベッド上で横たわっていても

動くたびに痛みを訴えるある入居者様。

蒸しタオルを用意して

顔や身体を拭いて差し上げた。

それでも身体をうごかすことで

痛みがはしるようでおつらそう。

 

なんとか気を紛らわしていただきたいと

私は自分の話を始めた。

「わたしはもう両親とも看取ったんですけどね、

とくに父は最期のころはこうして同じように

老人ホームで過ごしたんですよ。

亡くなるころは入院していてね、私面会に行ったら、

父、ナースステーションで車椅子に腰掛けながら

『いたい、いたい』ってずっと叫んでいたんです。

だから、〇〇さんのように痛みに苦しんでおられる方を見ると、

父と重なってしまって・・・

なんとかして差し上げたいって思うんです。

でもどうしていいのかわからなくて。

こうして少しでもさっぱりするように

拭いて差し上げることしかできなくて・・・」

 

そういった話をすると

その間だけは痛いとおっしゃらず・・・

 

そしておっしゃってくださいました。

「ありがとう、そういう気持ちのある方に、お世話していただけてありがたいわ。」

 

こんなに痛みに苦しむのならば長生きなんてしなければよかった・・・

そうですよね、父も同じことを言っていました。

 

と、本当に私は父を重ねていた。

 

動くたびに痛がる入居者様なので

どうしたらいいのかと思ったけど、

とっておきの清拭で

なんとか心を通わせながら、

清拭を終えることができた。

 

最後には

「本当によくしてくれてありがとう。」

とその方は握手を求めてこられた。

 

やっぱりうれしい!

 

私はこうして入居者様が喜んでくださるのが

気持ちの励みになるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Source: 一人っ子がする介護ってこんなもん?