入居者の通院に付きそうスタッフの能力
毎日毎日鬱陶しい日々。
こんな天気ばかりだと
どうしたって気持ちも下がりがちだ。
そんななかできょうは
老人ホームで働くスタッフとして、
感じていること。
ご家族を老人ホームに預けている方々。
ご家族の通院には付き添っておられるだろうか?
遠くに住んでいる、
自分自身が健康を害しているなどの事情がある方は
仕方ないであろうが、そうでなければ
できる限り通院にはご家族が付き添ってあげるべきと、
私は感じている。
なぜならば、通院の付き添いスタッフの能力が優れているとは
限らないからである。
先日ある入居者様がおしゃっていた。
「ホーム長に通院に付き添ってもらったけど、
全然頼りにならないのよ。要領を得ないし。」
また最近私はある入居者様の通院付き添いを
担当したが、ホームの看護師さんから言われた。
「今度もまたびびんばさん付き添ってね。
ドクターにもしっかり聞いてきてくれるし助かるのよ。
スタッフの中には、受診のときに聞いてほしいことを
伝えても全然聞いてきてくれない人も
結構いるのよ・・・」
だろうなぁ~
はっきりいって病院受診のさい
ドクターに的確な質問をするのは
それ相応の知識も必要だ。
けれども20代や30代の若いスタッフ、
病院の受診経験の少ない人達に、
ドクターと対話する能力があるようには思えない。
ホーム長でさえもそうだ。
多くの疾病を有した両親の面倒をみてきたわたくし。
高齢者がかかるような病気についての知識は
かなりなほう。
おまけに病気や薬について調べるのが大好き。
だから検査値の中身まで
平気でドクターに突っ込みをいれていく。
検査値の票をプリントアウトするのを忘れるドクターにも
しっかり要求。
けれども若いスタッフや、あまり通院に付き添ったことのないスタッフは
どのように医者と対話したらいいのか
わからない人も多いのだ。
その結果ただ受診しただけで終わってしまうなんてことも多い。
それでも受診さえすればそれでいいと思う人もいるだろうが、
医者だって意外と当てにならない。
薬の副作用や検査値の異常。
こちらから指摘しないと気づいてくれないことも多いのだ。
もう私はそういった経験を嫌という程経験している。
これから親を施設に入れようとする人には
言っておきたい。
介護施設のスタッフ、介護の専門家だから
任せておけば安心なんて
思わないほうがいいぞ。
Source: 一人っ子がする介護ってこんなもん?